今まではただのお坊さん鉄心でいられたけど、素性がバレた挙げ句こんなことになって、
更に無冠と同盟を結ぶとかになると木吉センパイの存在はこの国にあってはいけないものになってしまう。
もし同盟結ぶとかになったときに、木吉センパイを理由にその同盟が破棄されるかもしれないし、へたすると誠凛組が攻撃されるかもしれないし、
こっちが頼んでの同盟の場合木吉センパイの首を差し出せっていうのもあるかもしれないし、
それだけ自分の存在がこの国にとっては忌まわしいものだと、そこらへんは木吉センパイ本人が一番よく理解してる。
けどみんないい人なんだよ、「別にオマエの一人や二人、いてもいなくても関係ない、居続けようが問題ないのだよ」と緑間だっていってくれるし、
高尾だって黒子っちだって「何か合ったら一番に知らせる」、「ここを使ってくれても構わない」って言ってくれるし、
この場にいないけど、他のみんなだって、同盟結ぼうみたいなことになってるリコちゃんだって寧ろいてくれって言うと思う。
てかリコちゃんが進んで同盟結ぶぞーっと言ったんじゃなくて、リコちゃんの上の人が言い出しっぺで、
それなら無冠という存在も気になるしいい機会だ一回会ってみようかな程度。
だけど張本人な木吉センパイにとってはいくらそうは言われてもそういう訳にはいかないと思う。
みんなで話してたあとに緑間達が席を外したとき、ふらふらの状態のまま

今まで隠しててすまなかった、本当ならオマエに助けて貰った後、体力が回復したらすぐ去らなければいけなかったのに、
オマエの隣が居心地がよすぎて、オマエの隣にずっといたくて、オマエに甘えてずるずる居座り続けてしまった、
いくらみんなに大丈夫だって言われてもそういう訳にはいかない、オレがここに存在するだけでみんなに迷惑をかける、
だからオレはこの国を出て行くよ、いままでありがとう

と日向センパイに言って去ろうとすると



20110105